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避難訓練や講習はなぜ必要なのか


「防災」とは災害を防ぐと書きますが、自然災害の場合は防ぐことは困難ですし、いつ起こるかもわかっていません。つまり、自然災害においては、いかに被害を抑えることが出来るかということが重要になってきます。いわゆる減災と呼ばれるものです。

東日本大震災においても、津波が来るとわかっていても、家にとどまる人が多く、被害をさらに大きくしたことがわかっています。
大津波

後から考えると、「なぜ早く避難しなかったのだろう」という意見はたくさん出ました。しかし、人は予期せぬことが起きても「自分は大丈夫」などといった心理状態が働くとされています。

こういったことは海外でも起こっていることで、電車内で火災が起こっても誰も逃げることをせず、多くの人が命を失ってしまったということも起こっています。

日常的なことに対するトラブルは対処できても、非日常的なことになると、
人はどう動いたらいいのかわからなくなってしまうのです。

このような
心理的なハードルを取り払うのが、避難訓練や講習などです。実際に起きた災害時の緊張感や危険度は、訓練や講習とは比べ物になりません。そうしたことからやっても無駄だと感じる人も少なくないかもしれません。
おすすめ疑似体験

しかし、避難路の確認や情報の共有、ケガをした時の応急処置など、訓練や講習などで体験しておくことは、
災害時の心のハードルを下げることに非常に有効なのです。同じ訓練や講習を毎年経験すれば、より確固たる経験へと変わります。

色々な人がさまざまな経験を積んでおけば、いざというときに大きな力となります。

日本には防災の日というものがあります。9月1日がその記念日で、1923年に関東大震災が起こった日ということで制定されました。なぜ記念日にする必要があったのか、ということは後世に語り継ぐためです。

災害はいつも起きるわけではありません。しかし残念ながら必ず起こるものでもあります。

毎日を災害に怯えて暮らすことは出来ません。しかし、防災の日など毎年決まったときに意識を高めることによって、本当に災害にあったときに
自分の意思で動くことが出来るのです。